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自分の身体は、自分で動かせる。

〜行為主体感とピラティス〜

私たちが何かをするとき、「自分でやっている」と感じられることは、実はとても大切なことです。
この「自分で動かしている」という感覚は、”行為主体感(sense of agency)”と呼ばれ、心と身体の健康に深く関わっています。


🍃 行為主体感ってなに?

行為主体感とは、

「この動きは、自分の意志で起こしたものだ」
と感じる感覚のこと。

これは単なる動作の話ではありません。
自分を信じる力、選択する力、生き方をコントロールする力にもつながっている、“自分らしさの感覚”なんです。


✨ ピラティスは「わたしを動かすレッスン」

ピラティスは、呼吸と共に身体を丁寧に動かしていくエクササイズ。
ここには、行為主体感を高めるための要素がたくさん詰まっています。

✔ 意識的に動くから、自分を感じられる

ピラティスでは、無意識ではなく“意識して動く”ことを大切にします。
骨盤の向き、背骨の並び、呼吸の深さ。小さなことに気づくことで、「私の身体ってこうなってたんだ」と気づく瞬間が生まれます。

✔ 自分の身体を“操作”できる喜び

少しずつ身体の癖が取れて、できなかった動きができるようになる。
この小さな成功体験が、「私って、ちゃんと自分をコントロールできるんだ」と教えてくれます。

✔ 呼吸とともに整える

深い呼吸に合わせて動くことで、心と身体がひとつになる感覚が芽生えます。
この「今ここにいる」感覚が、行為主体感の源になります。


🌱 自分の人生に、手を添えるように

忙しい日々に流されて、自分のことがわからなくなるときもあります。
そんな時、ピラティスは静かに教えてくれます。

「あなたの身体は、あなたが動かせるもの」
「あなたの心も、あなたの選択で整えられるもの」

行為主体感を育てることは、
「わたしらしい人生を、自分のペースで歩んでいく」ことに、きっとつながっています。

📝 まとめ|行為主体感とピラティス

  • 行為主体感とは、「自分で自分を動かしている」という感覚のこと。
  • ピラティスは、意識的に身体を動かすことで、この感覚を高めるエクササイズ。
  • 呼吸・身体感覚・成功体験が、自分を信じる力(自己効力感)につながる。
  • 行為主体感が高まることで、心身の安定・自己肯定感・生き方の選択にも良い影響を与える。
  • ピラティスは、自分の身体・心・人生を「自分の手で整える」ことをサポートしてくれる時間。

投稿者:スタッフ 宮下