自律神経とピラティス
- 2025年06月26日
- お知らせ
**自律神経(じりつしんけい)**とは、私たちの意志とは関係なく、内臓や血管、汗腺などの働きを自動的に調整する神経のことです。心拍、呼吸、消化、体温調節など、生きていくために必要な機能を24時間休まずコントロールしています。
🔹 自律神経の2つの系統
系統 | 主な働き | 活動状態 |
---|---|---|
交感神経 | 「戦う・逃げる」状態をつくる | 活動時・緊張時 |
副交感神経 | 「休む・回復する」状態をつくる | 安静時・睡眠時 |
この2つがバランスよく働くことで、体の機能は安定しています。
🔹 自律神経が乱れるとどうなる?
自律神経のバランスが乱れると、以下のような心身の不調が現れることがあります:
- 疲れが取れない
- めまい、動悸、息切れ
- 寝つきが悪い、眠りが浅い
- 肩こりや胃腸の不調
- イライラや不安感
🔹 自律神経を整えるには?
以下の習慣が、自律神経のバランスを整えるのに効果的です:
- 規則正しい生活(睡眠・食事・運動)
- 深い呼吸・腹式呼吸
- 軽い運動やストレッチ(例:ピラティス、ヨガ)
- 自然とのふれあい、日光を浴びる
- デジタルデトックス、入浴でリラックス
🔷 自律神経とピラティスの関係
① 呼吸による副交感神経の活性化
ピラティスでは「胸式呼吸(ラテラル・ブリージング)」を重視します。
この呼吸法は、横隔膜の動きを活性化し、副交感神経(リラックスの神経)を優位にする働きがあります。
💡 深くコントロールされた呼吸 → 心拍数の安定 → 緊張の緩和 → 自律神経が整う
② 姿勢の改善と自律神経への影響
猫背や反り腰などの姿勢の崩れは、自律神経の通り道(特に脊柱・胸郭周り)を圧迫しやすくなります。
ピラティスはインナーマッスルを強化し、正しい姿勢を保つことで神経の伝達をスムーズにします。
③ 集中力とマインドフルネス
ピラティスは「今の身体の感覚に意識を向ける」運動。
このマインドフルな状態がストレスを軽減し、交感神経の過剰な興奮を抑えます。
④ 自律神経へのトータル効果
ピラティスの要素 | 自律神経への効果 |
---|---|
胸式呼吸 | 副交感神経を刺激、リラックス促進 |
姿勢の改善 | 神経伝達の正常化、内臓機能サポート |
身体への集中 | ストレス軽減、メンタルの安定 |
ゆっくりとした動き | 交感神経の過緊張を抑制 |
🔶 こんな方におすすめ
- 緊張しやすい・イライラしやすい
- 睡眠が浅い・不眠気味
- 慢性的な疲労感がある
- デスクワーク中心で自律神経の乱れを感じている
🧘♀️ まとめ
ピラティスは、**「動き・呼吸・集中」**を通して、自律神経のバランスを整えることができる心身一体のエクササイズです。
日常に取り入れることで、ストレスに強く、回復力のある身体と心を育む手助けになります。
★N.PLUSでは、ピラティスによる心身の整えとマシントレーニングによる心身の鍛錬、両輪へアプローチが可能です。興味のある方はぜひ一度ご来店ください。
投稿者:スタッフ 宮下