「転倒予防に効く!5つの能力とピラティスの活用法」
- 2025年07月23日
- お知らせ
「ちょっとした段差でつまずいた」「最近よくふらつく気がする」
そんな経験はありませんか?
高齢になるほど、転倒による骨折や寝たきりのリスクが高まります。
しかし、転倒は予防できるもの。しかも、特別な道具やハードな運動がなくても大丈夫。
この記事では、転倒を防ぐために必要な5つの身体能力と、それらを効率的に高めるピラティスの活用法をご紹介します。
🔹転倒予防に必要な5つの能力
① バランス能力(平衡感覚)
転倒予防の要は、ぐらついたときに体勢を立て直す力。
年齢とともに低下しやすいですが、鍛えることで回復します。
▶ ピラティスの活用:
- 体幹を意識した動きが中心なので、重心の安定性が向上
- 「シングルレッグストレッチ」や「スタンディングエクササイズ」で効果的に強化
② 筋力(特に下肢と体幹)
足腰の筋力が落ちると、ちょっとした段差でも踏ん張れず転倒へ。
椅子から立ち上がるのがつらい方は要注意です。
▶ ピラティスの活用:
- 股関節や大腿四頭筋、ハムストリングス、体幹筋を無理なく鍛える
- 「レッグプレス(マシンピラティス)」や「ブリッジ」などがおすすめ
③ 歩行能力・柔軟性
すり足や足が上がらない歩き方は、つまずきの原因になります。
柔らかくスムーズに動く体づくりが必要です。
▶ ピラティスの活用:
- 全身の可動域向上と協調性の改善に優れる
- 「スパインツイスト」「ロールダウン」で股関節・背骨・足首をしなやかに
④ 感覚機能(足裏感覚・深部感覚)
「段差に気づかない」「自分の足がどこにあるかわからない」
こうした感覚の低下も転倒要因です。
▶ ピラティスの活用:
- 自分の体の動きを丁寧に感じながら動くことで感覚がよみがえる
- 「フットワーク」や「感覚刺激を取り入れたマットエクササイズ」で改善
⑤ 認知機能(注意力・判断力)
注意がそれていたり、反応が遅れたりすることも転倒に直結します。
二つのことを同時にする「デュアルタスク」が苦手になっていませんか?
▶ ピラティスの活用:
- 呼吸・姿勢・動きに意識を向けることで集中力・判断力を自然と向上
- インストラクターの声に耳を傾けながら動くことも認知トレーニングに◎
🟢まとめ:転倒予防×ピラティスの相性は抜群!
| 能力 | ピラティスの効果 |
|---|---|
| バランス | 体幹の安定、重心のコントロール |
| 筋力 | インナーマッスルと下半身を効率的に強化 |
| 柔軟性 | 関節の可動域アップ、すり足防止 |
| 感覚機能 | 身体感覚(深部感覚)の回復 |
| 認知機能 | 集中力・判断力アップ |
🗣️締めのメッセージ
転倒は「年だから仕方ない」ものではありません。
今のうちから備えることで、未来の自分を守ることができます。
ピラティスは、転倒予防に必要なあらゆる要素をバランスよく養える素晴らしい運動法。
気になる方は、まずはマットでできる簡単なエクササイズから始めてみてはいかがでしょうか?
投稿者:スタッフ 宮下

