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「膝関節は中間管理職?ピラティスで膝の負担を減らすコツ」

🟢 はじめに

「膝が痛い」「階段の上り下りがつらい」そんなお悩みはありませんか?
実は、膝そのものではなく**“膝の上下にある関節”の問題**が原因となっていることが多いのです。

ピラティスでは、膝だけを見ずに**全身の動きのつながり(連鎖)**に注目します。
今回は、膝関節の役割とピラティスのアプローチ方法をご紹介します。


🔵 膝関節は「中間関節」=安定性が求められる関節

私たちの関節は、基本的に「動くことが求められる関節」と「安定することが求められる関節」が交互に並んでいます。

これを【ジョイント・バイ・ジョイント理論】と呼びます。

関節部位役割
足関節(足首)可動性(動かす)
膝関節安定性(支える)
股関節可動性(動かす)

つまり、膝関節は**「安定すること」が本来の役割**。
しかし、股関節や足首がうまく動かないと、その負担が膝に集中しやすくなるのです。


🟠 ピラティスで整える「膝を取り巻く関節たち」

ピラティスでは、膝単体にアプローチするのではなく、
膝の上下にある股関節と足関節の機能改善に注力します。

✅ 股関節:可動性を引き出す

  • エクササイズ例:ヒップロール、ブリッジ、レッグサークル
  • 目的:骨盤と大腿骨のスムーズな動きを取り戻す

✅ 足関節:柔軟性と支持力を高める

  • エクササイズ例:トウポイント&フレックス、フットワーク(リフォーマー)
  • 目的:足裏から膝へのアライメントを整える

✅ 膝:安定性を育てる

  • エクササイズ例:ニーストレッチ、レッグプルフロント
  • 目的:膝の左右ブレを抑え、正しい運動軌道を習得する

🟣 膝の痛み=膝のせいじゃないことも?

「膝が痛い」と感じたとき、私たちは膝そのものに原因があると考えがちです。
しかし実際は、膝が代償して“頑張りすぎている”状態であることが多いのです。

ピラティスは、身体を部分ではなく「つながり」でとらえるため、
膝にかかる負担を減らしながら、本来の機能を取り戻すことができます。


🟡 まとめ:中間関節としての膝を、ピラティスで守ろう

  • 膝は「中間関節」として安定性が求められる関節
  • 股関節と足関節の動きの悪さが、膝の負担につながる
  • ピラティスでは、膝の上下の関節から整えることができる

膝のケアには「膝だけを見る」のではなく、全身のバランスと連動性を見直すことが大切
ピラティスを通じて、正しい動きの土台を育てていきましょう。

投稿者:スタッフ 宮下