「膝関節は中間管理職?ピラティスで膝の負担を減らすコツ」
- 2025年07月27日
- お知らせ
🟢 はじめに
「膝が痛い」「階段の上り下りがつらい」そんなお悩みはありませんか?
実は、膝そのものではなく**“膝の上下にある関節”の問題**が原因となっていることが多いのです。
ピラティスでは、膝だけを見ずに**全身の動きのつながり(連鎖)**に注目します。
今回は、膝関節の役割とピラティスのアプローチ方法をご紹介します。
🔵 膝関節は「中間関節」=安定性が求められる関節
私たちの関節は、基本的に「動くことが求められる関節」と「安定することが求められる関節」が交互に並んでいます。
これを【ジョイント・バイ・ジョイント理論】と呼びます。
| 関節部位 | 役割 |
|---|---|
| 足関節(足首) | 可動性(動かす) |
| 膝関節 | 安定性(支える) |
| 股関節 | 可動性(動かす) |
つまり、膝関節は**「安定すること」が本来の役割**。
しかし、股関節や足首がうまく動かないと、その負担が膝に集中しやすくなるのです。
🟠 ピラティスで整える「膝を取り巻く関節たち」
ピラティスでは、膝単体にアプローチするのではなく、
膝の上下にある股関節と足関節の機能改善に注力します。
✅ 股関節:可動性を引き出す
- エクササイズ例:ヒップロール、ブリッジ、レッグサークル
- 目的:骨盤と大腿骨のスムーズな動きを取り戻す
✅ 足関節:柔軟性と支持力を高める
- エクササイズ例:トウポイント&フレックス、フットワーク(リフォーマー)
- 目的:足裏から膝へのアライメントを整える
✅ 膝:安定性を育てる
- エクササイズ例:ニーストレッチ、レッグプルフロント
- 目的:膝の左右ブレを抑え、正しい運動軌道を習得する
🟣 膝の痛み=膝のせいじゃないことも?
「膝が痛い」と感じたとき、私たちは膝そのものに原因があると考えがちです。
しかし実際は、膝が代償して“頑張りすぎている”状態であることが多いのです。
ピラティスは、身体を部分ではなく「つながり」でとらえるため、
膝にかかる負担を減らしながら、本来の機能を取り戻すことができます。
🟡 まとめ:中間関節としての膝を、ピラティスで守ろう
- 膝は「中間関節」として安定性が求められる関節
- 股関節と足関節の動きの悪さが、膝の負担につながる
- ピラティスでは、膝の上下の関節から整えることができる
膝のケアには「膝だけを見る」のではなく、全身のバランスと連動性を見直すことが大切。
ピラティスを通じて、正しい動きの土台を育てていきましょう。
投稿者:スタッフ 宮下

